向かうべき2つの道

おまえ...「院進」したな?

チャンスをやろう!「向かうべき2つの道」を!

って流れで理不尽とかアカデミックとかいう名の矢に刺されて生きていられれば「ドクター」とか「マスター」とかの能力に目覚めるのが大学院です.

(わりとガチめに)

スタンド能力に目覚めるための教育なんかないのと同様,そもそもポテンシャルを試すだけです.

「大学院 ブラック」とかでググる

「大学院をやめようか迷っています」みたいな知恵袋とか、

「日本で問題に!?ブラック研究室」みたいな特集記事なんかが出てきます。

これらの記事の基本的な流れとして、ブラックな環境の一例を提示し、それらを生み出す仕組みが出来上がっていないかという問題提起の流れとなります。

で、大抵の場合研究者を自称する方々の

「この程度で音を上げるのでは、そもそも研究に向いていないのであろう」みたいなコメントがおまけでついています。

なんかこれがいろいろ物語ってますよね。

というか、百歩譲って前者のような個人の知恵袋の質問にこういうコメントがつくのはまだしも、後者につくのほんと何なんでしょうね。

全体の傾向だったり、仕組みに対する問題提起をしてるものに対し、個人の努力論の感想を持ってくるのマジでガイジなんじゃないかと思ってます。

得てしてこういうのが学生を疲弊させています。

 

少し別の話になりますが、筆者の周囲では(頭が)キレる奴ほど研究をしなくなり、文系就職を目指して理系から逃げる方向にシフトしています。

自分は優秀ではありませんが、同様に理系から逃げる方向にシフトしています。

理系である旨みがないからです。

本来大学に進学・所属して享受できるものとして、

1.学問を楽しむこと

2.大卒資格による就職の優位性

3.モラトリアム

が主たるものとして大きいと考えています。

このうち、各専攻固有の1.学問を楽しむことが潰れた時点で、研究・学問よりも2.3.に時間を割く方がより恩恵を享受できるという結論に至ってしまいます。

 

学問においてどの分野も等しく崇高であります。

しかし、テクノロジーの発展が著しい昨今において、技術の発展を抜きに相対的な国際競争力の優位性による国家経済の発展は難しいと考えています。

その際に、技術者を呼び込める環境、養成する環境は必須であり、前者については主として企業の待遇、後者については研究機関における待遇を主として指します。

前者については就職活動を通じて改善傾向にあると感じますが、後者については改善しないと、いつかこの仕組みを継続するのは無理が来るのではないかと感じています。