大学受験

就活で夜行バスに乗っていて暇です。

 

大学に入ってからやることって、大学受験でやることよりも普通に難しいです。

というよりも、大学ではめっっちゃくちゃ広いことを勉強するので大学受験でやるようなことってすごくちっぽけ…と言いますか、これまでに解明されたことのほんの片隅でしかないことに気づきます。

分野なんて関係ありません。

どの専攻でもあらゆる分野に対する知見が必要となります。

たとえば僕は理系ですが、研究や、はたまた授業での発表でさえも経済、法律、哲学、倫理、歴史だったり、多分野に対する知見は不可欠です。

なので、物理がーとか数学がーとか括って狭い分野でイキるのがすごくあほらしくなります。

今になって思えば、受験の科目なんて学問の世界比べればクッッソ簡単だったと気づきます。

(筆者の高校時代への自戒です)

 

そうは言っても、やはり高校の科目はとても大事です。

というよりも、高校の内容すら理解できていないと多分大学でやるようなことは理解できません。

特にやはり数学はあらゆる分野において必要なツールとなり、またそのベースとなる論理的思考、とりわけ「場合分け」の概念は極めて重要です。

 

また、受験勉強そのものを頑張ることは次の二点において非常に大事だと実感しています。

一点目は、効率的な知識の習得、理解する方法を得ること。

二点目は、膨大な情報に屈しないようになることです。

前者については言わずもがな、日本における受験は知識のインプットとアウトプットの量が物を言います。

これを高校生の三年間で完璧にこなすには、時間が結構きびしいため、効率的な学習方法や自分なりの物事の理解の仕方を身につけることが必要です。

そして、ここで身につけた「知識の身につけ方」は今後あらゆる場面において必ず生きてきます。

後者については前者と関連しますが、「受験勉強を頑張った」、「あれだけの知識を理解しインプットした」という経験があれば、結構困難なことに立ち向かえます。

何か難しいこと(知識的に)があっても、まあゆーてやればいけるやろという感覚になります。

ただし、これには頑張ったという努力の「過程」と、その努力が実を結んだ、ひいては正しい過程を習得できたという自身を得るための「結果」の両方が伴わなければなりません。

大学で過ごしてみると、上位層と下位層ではこのスタンスがなんとなく違うかなーと感じます。

 

もちろん、受験で勉強したことなんてだいたいは人生には役に立ちません。

(最近では元○阪市長の三角関数云々が話題になっていましたが)

しかし、以上の二点より、受験を経験すること、ひいてはスポーツでも何でもなにか一つの分野を頑張った経験することは、人生において極めて意義が大きいと考えています。